前回の更新からだいぶ間が空いてしまいました><
私事ですが、一回目の抗がん剤治療で、寛解に至ったようです。寛解の中でも「分子学的完全寛解」というもので、普通の寛解よりもさらに回復度が高いものなのですが、にも関わらずそれだけでは「完治しました」という事にはならないようで、というわけで治療は続きます・・・
寛解って何なのか?治ったわけではないの?
寛解というのは、ひとまず病状が消失した状態のことです。ひとまずは良くなった状態。
もし普通の風邪とかだったら、「だいたい良くなったみたいですね」で良いと思うんですが、白血病の治療の場合は、たとえ検査して白血病細胞が全く見つからなかったとしても、それは現在の技術で確認できる範囲の事でしかないので、完全にゼロになったとは言えないわけです。少しでも白血病細胞が残っていたら、そこからまた(がん細胞のようなものなので)すごい勢いで盛り返してきて、再発するかもしれない。だから、たとえ分子寛解になっても、治療をここでやめる事は出来ないんですね。
ここが辛い所ですが、もちろん僕の体にも、白血病細胞をやっつける力が全くないというわけじゃないようです。がん免疫といって、誰でも常に体の中でがん細胞が少しは生まれてくるんだけど、それを免疫システムが日々、やっつけてくれているんですね。
なので、「完全に白血病細胞をゼロにするにはどうすればいいのか!?」と心配ばかりするよりも、力を抜いて長期間の治療生活を楽しく乗り切っていく事にフォーカスした方が良い結果につながりやすいんじゃないかなーと個人的には思います^^
3回目の骨髄穿刺の時、ワイは・・・
そして今回は3回目の骨髄穿刺をしました。胸のど真ん中に針を刺し、骨髄液を取
先生の顔を見て笑ってると勘違いされたらと思うと怖いものがあります。胸に針を刺してる真っ最中に、何故か患者がヘラヘラ・・・『こいつ、そんなに人の顔が面白いか!?』って、オラーッ!!
以前にも骨髄穿刺の記事は書きましたが、その時は「麻酔が効いてて痛くなかった」と書きましたが・・・今回は麻酔してても少し痛みを感じ、焦りましたが、なんとか無事終了。

「胸骨は怖いので、腰(腸骨)側から採ってもらえませんか?」
と聞いたら、

『胸骨から採取したものの方が、検査の精度は高いんです』
との事でした。どうしても怖ければ腸骨からでも良いそうだけど、結果を取るか、気楽さを取るか・・・
てゆーか、オナラすごいよね。
ところで、私の今いる病室には、ものすごい屁をこく人がいます。飯時だろうが看護婦さんが来ているときだろうが関係なく、四六時中、爆音を響かせてきます。
見た感じは、ガンダムで言うところのデギン・ザビみたいな人なんですけどね。もしかしたら、この陰気くさい入院生活、俺の屁で少しでも周囲の人が笑ったり、和んでくれればーそんな使命感から意図的に爆音の屁をこいているとしたら尊敬かもしれない。俺なんかそんないい音出
誰か「クッセー!!!」って叫んでくれないかな?と思うんですがね・・・。このザビ家の王には、ナース含め誰もツッコめなかったようです。
笑ったらいけないと思うと、逆に笑いがこみあげてきてしまう。でも、気分が塞ぎこんでいるような時には、それだけで少しだけ楽しくなれるので、ひと様の屁も意外とアリですね。(※臭くない場合に限る)
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